大阪の中之島にある、国立国際美術館へ行って参りました!
プラネタリウムが人気の、大阪市立科学館の隣にあります。
梅田から歩いて行けそうな気がしますが、少し遠いので電車で渡辺橋駅か肥後橋駅まで行かれることをおすすめ致します。
就活の時に何度も訪れた地域ですので、懐かしさと就活の思い出が蘇ってきました。
当時は交通費がかさばるのがネックだった為、梅田から中之島までは常に徒歩移動でしたね。足が痛かったです。
なんやったら梅田まで電車で来て、梅田から心斎橋まで歩いた数も多い。スーツ姿で。たった2年と少し前なのに、あの頃は元気だったなあ・・・(遠い目)
プ―キシン美術館展ー旅するフランス風景画
10月14日まで!
モスクワのプ―キシン美術館から、フランスの近代風景画65展が来日しています。
描かれた時代と場所から、フランス近代風景画の変遷が辿れます。
時代がドンピシャな事もあり印象派の絵が幅をきかせていました。
私は印象派が好きです。
何と言っても、一番の魅力は光の捉え方!
目に見えない小さな単位の描写が密集した絵から、絵筆の跡が見えるおおざっぱなタッチの絵まで、
全てに共通して、光と影の描写が的確な所に魅力を感じます。
お目当てはクロード・モネ。
私は2017年夏、上野の国立西洋美術館に展示されていた「睡蓮」を見てからずっとモネ氏の絵が気になって仕方がありません。
水と花をモチーフにした作品のなんと美しい事でしょう。
花の華やかさ、水面が照り返す鈍い光、深みを思わせる水面の色みのバランスが好きだー。
また、風景と人物のコントラストも非常に良いです。
「日傘をさす女」から感じられる空気の流れ、華奢なモチーフから感じられる力強さ。
画面の中で一つとして静止している物がない。
その画風に、気が付けば虜になっておりました。
クロード・モネ「草上の昼食」初来日!
チラシや看板にも採用されている、今回の展示の一番の見どころ。
130×181cmの大作!
モネがまだその画風を確立する前の様子が垣間見える絵です。
サロン(展示会)に出品する為に描き始めたが、色々あって完成せず、サロンには出せずモネ自身の手で切り分けられた作品です。
描きかけの絵を、先輩にアドバイスされたとおりに加筆したら納得いかない出来になった説が濃厚らしいです。八方塞がりやんけ。
画風が確立する前とはいえ、この絵から既に光と影の描き込みが後のモネらしいですね。
後に印象派とされる彼の野心作として名を馳せた作品だそうです。
当たり前ですが、本物にはネットやチラシで見るのとは違う迫力と描写の緻密さがありました。
大阪の梅田というアクセスしやすい場所ですので、興味のある方は是非お立ち寄りください。
ランチは是非ここで!