モネブロ

滋賀県を中心に、関西の地域情報や感じた事を発信する雑記ブログ

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ルノワールとパリに恋した12人の画家たち オランジュリー美術館コレクション


オランジュリー美術館に行きたいなぁ。そう思ったので、横浜に行ってきました。(?)

オランジュリー美術館をご存じですか?

パリにある有名な美術館です。

ルーブル美術館、オルセー美術館から徒歩ですぐのところにあり、併せて見学するのが定番らしいです。




なんで行きたいかっていうとモネの「睡蓮」があるからです。

www.mone627.net

円形に曲がったキャンバスに描かれた、一見ダイナミック、しかし細部まで繊細に造られた「睡蓮」の連作。

徳島の大塚美術館で陶板画を見てから、本物への憧れが募りました。

モネの本物の絵・・・何枚か見た事があるのですが、その豪快で繊細な筆跡には毎度感嘆します。

本物、見たいなあ。




・・・しかしこのオランジュリー美術館って所、印象派の画家が勢ぞろいで何だか凄い事になってるな。

ルノワールやピカソの絵も見れるんか。

なんやかんやで美術館自体への興味も湧いてきたモネ。

パリへの渡航を視野に入れ始めていました。




…でも、パリって遠いですよね。

徳島ならある程度気軽に行けるけれど。パリは遠い。

時間とお金がかかる。故に、気合いが必要

人生に一度行けるか行けないかじゃないか?と思っている。

そんな時に、舞い込んできた報せがこれだったのです。

ルノワールとパリに恋した12人の画家たち オランジュリー美術館コレクション



分かってる。円形の特大キャンバスに描かれている、美術館の大目玉の「睡蓮」は来てはくれない事を。

けれども、憧れの美術館の貯蔵品が日本にやってくる!それなら行くしかない!ということでいざ横浜へ。







目玉は、ルノワール「ピアノを弾く少女たち」

この作品が来てくれるのは凄いですよ。

この絵は一般に知名度があるのでは?

私は、ルノワールの絵といえばこれ!っていう印象だな。


軽やかで柔らかい筆致、深い観察力によって描き出された質感、

そこに本当に、したたかな二人の女の子がいるような気がして、腕を伸ばしそうになります。(絵は触っちゃだめだよ!)




今回の美術展の、広告塔といったところか。




二人の少女が弾いているピアノがありました。

これはテンションがあがる。







キャンバスに描かれた、本物の絵を見る事の大切さ


実際の感想ですが、本物の「ピアノを弾く少女たち」は、これまで印刷物で見ていた絵よりも落ち着いた絵でした。

うん、若干彩りが暗かったです。


暗いスペースで絵に優しい淡い灯りをあててるから、というだけでもないと思います。

土産物売り場で売ってる作品から受ける雰囲気も、広告のそれとは一線を画していたからです。



広告に使われてる写真は、意図的に明るくしてる気がしましたね。


食べ物の写真を明るく加工して美味しそうに見せるみたいに、この絵も明るくしてとっつきやすくしてるのかなあ。



…本物は、対象の重さや軽さまで想像できる、深みのある作品でした。







他の絵との対比も良かった。


隣に、同じくルノワールの「ピアノを弾くイヴォンヌとクリスティーヌ・ルロル」がありました。

この作品は完全に初見だったのですが、大変心に残る作品になりました。

この絵は熟年の女が二人。

こちらは女ならではの魅力が。



大人の持つ落ち着き、現実、

少女ならではの明るさ、希望と対比して眺めると非常に面白いです。


その年齢が持つ魅力、

背景の書き込み方にも違いがあって考えさせられました。


…本物同士対比して楽しめるなんて、なんて贅沢な体験でしょうか。


やはり絵は自分で美術館に赴き、実際に画家が描いたそのままを見る。これが大事だと思いました。





目指せ、パリ渡航。


ということで、本物を見る事の大切さに改めて気付かされたモネでした。

関心は睡蓮に戻ります。

最初の方にも描いた通り、あの睡蓮が日本に来ることは、無い(笑)

本物が見たいなら行くしかないという事ですね。いやはやどうなることか。


…しばらくは行く予定がつかないので(笑)

日本でぼちぼち追っていこうと思います。(笑)

今度、兵庫県にゴッホ展がくるんよ〜

楽しみ過ぎる〜

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