Amazon prime Videoにて、高橋一生が主演&サムネが可愛いという浅はかな理由で落としたドラマにドハマりしてしまいました。
2018年の秋ドラマ、「僕らは奇跡でできている」
心がざわざわして最終的にボロ泣きしてしまった。
ものごっつい面白かったよね。。。
1周目で一話を見た時は、正直どうなんだろうって感じだった。
ハートフルコメディらしく、特に疾走感は無い出だし。
全話見た後で見返すと、こんなに綺麗な一話はねえ!!!って思いました。
出だし10分にさりげな〜く、物語の全容が詰まってる作品ありません?
この作品は出だし3分に多分全部が詰まってます。()
まず森のシーンから始まるんですね、ちょっと想像してみてください。
主人公の一輝は、森の中を裸足で歩き周り、大地、石、草花、木々、落ち葉、風、、、飽きることなく遊んでいる。
鳥の鳴き声、風の音、葉の擦れ合う音、色んな音が聞こえる。
お気に入りの大木を抱きしめると、なんだか落ち着く。
一輝はやがて森の中の工房に向かい、陶器を作っているおじいちゃんに声をかける。
そして完成した青い大きな器を手に取り、眺める。
ふいに羽音がして、飛んできた虫。一輝は気を取られて、器を落としてしまう。
かけらを拾い、恐る恐る。
「この器、もうだめ?」
おじいちゃんはいたって穏やかな様子で尋ねた。
「一輝、どうしたらこの器が輝くと思う?」
このなにげない3分にこのドラマの全てが詰まってると思うんですよ。(真剣)
質問を質問で返すなんて、ルール違反だ!
…とかは今は関係ない、おじいちゃんのこの考え方が一輝を育てたのだアァーーーー!!!尊い!!!!!
これはどうしたら輝くんだろう。
ドラマの中で、一輝はなんども、「どうして?」と言います。
それがまた、深いんですよね。
「カメは寝ているウサギにどうして声をかけなかったんだろう?」
「シマウマは、どうしてこんなに綺麗な白黒のシマになっているんだろう?」
他の人は気にもしない、気になっても口に出したりしないであろう疑問を、一輝は疑問に思い突き詰めようとします。
「樫野木先生はどうして離婚したんですか?」
「どうして僕は、言われたとおりに出来ないの?」
中には物語の核心に迫る「どうして?」もありました。
そんな一輝の思考を追うのがとても面白い。
そうきたか、という斜め上の発想から、しかし附に落ちる回答が用意されていて、とても心に染みます…
日頃、「こうあるべき」という仮面を貼り付けて生きている、自分の人生にどこか疑問を持っている人には是非ご覧頂きたい作品です。
アマプラに加入済みの方にも是非観て頂きたいです。。。!
このドラマがマイナーな意味が分からないよ。。。
しいてあげるなら序盤の疾走感が無い事…???
序盤抜け出したら疾走感増し増しなので、、、!!!頑張ってください!!!