モネブロ

滋賀県を中心に、関西の地域情報や感じた事を発信する雑記ブログ

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展覧会 岡本太郎*大阪中ノ島美術館

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大阪中ノ島美術館にて、「展覧会 岡本太郎」鑑賞しました

今年の早春、中ノ島に爆誕した大阪中ノ島美術館。

初訪問です。

 

国立国際美術館には年2回位訪問するんだけど、前回・前々回位に行ったときに被っていたベール、これを取った姿を初めてみました。

 

第一印象は「黒!暑そう…」※ちゃんと中は空調が効いています

 

正直違和感でしたがどうせすぐ慣れるでしょう。

 

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これからこの美術館が行っていく、多くの挑戦のうちの一つを垣間見ている。

 

あと美術館のロゴ、N/M/Aがのびてて可愛い。

 

 

 

本職?人間だ。

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ヒカルくんの「職業はカリスマです」と少し似ている物を感じる。

 

明らかに人が集まる展示のため、人いきれにやられてぶっ倒れるんじゃないかと思ってたけど、日時指定制(30分毎)だったので快適な人数で閲覧出来て安心でした。

 

 


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本展示では、太陽の塔がいたるところに居るのですが、

いつも見上げている太陽の塔が身近な存在に変わりすぎていて愛らしさすら感じられた

顔に線が入っていたの初めて気づいたわ…

 

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感動すぎて、顔面だけのポストカード購入したわ。

目のところに、ライトついてるんだね。

 

 

総評:エネルギッシュな作品たちばかりだった

彼の作品といえば、日本国民なら誰でも知っている「太陽の塔」

「芸術は爆発だ!」なんだか変なおじさん。そんなイメージしかなかった。

 

そんな無知だからこそ、開く扉の一つ一つが衝撃的だった。

作品から伝わってくる「生命」に恐れおののいた。

 

 

 

感銘受けたシリーズ

写真撮影可であったことから、心に響いた作品は撮影してきた。

まだ、撮影の際の上手い周りへの配慮の仕方がわからん。

上記の通り、日時指定のおかげで人でごった返していたわけではなく

待ってたらいつかは人も途切れるので、待つ感じ。

 

撮影してきた中から、特に印象的だった作品をご紹介いたします。

 

「作家」(1948年制作)

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この作品は、漫画家である父親の岡本一平氏をモデルにしたもの。

作品を作る情熱は、風を巻き起こす勢いを孕んでいる。

対価として流れていくものも確かにある。

流れていく命、削られていく命、吹き込まれる命。

 

…父親が、常にこういう風に映っていたのだなぁ…

尊敬と覚悟が込められているように感じました。

モネも父親をこのタッチで描きたい。多分真意は理解してもらえないと思うけど

 

 

「痛ましき腕」(1936年制作/49年再制作)
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腕、強く握られた拳から、反抗、悔しさが伝わってくる。

溢れでんばかりに伝わってくる感情に呑まれそうになる。

この絵に、顔、表情を付けたすとすると??妄想が膨らむ作品。

 

 

この写真に写ってるから今伝えたい、この展覧会、展示方法も工夫が凝らされていた。

足元の台がありがたかった。

ロープのような直接表現でもなく、テープのような初心者が見逃してしまいそうな表現ではなく、安全に、オシャレに、絵との距離感を伝えてくれる。

 

 

「坐ることを拒否する椅子」(1963年制作)
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椅子だけど、座ることを拒否している。

座面に顔が合って、椅子自身に命があるかのよう。

踏みつけるのを後ろめたく思う。

 

岡本太郎にとって、「椅子というのは、ソファのように座って休むべきものではない」「むしろ、切り株のように、ちょっと腰掛けて足に一息つかせる程度のもの」

 

モネはこの考え方に激しく同意します。

長く休んでいいほど人生は長くない!

まあともすればすべてを吹っ飛ばしそうな現状につながってるのですが

自分が渇望するなりたい姿を掲げているのが岡本太郎であり、結局掴めそうにもないことがこの当たりで分かってくる。


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モネのお気に入りはこいつ。

 

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好きすぎていっぱい買った。

 

 

「明日の神話」(1968~69年制作)
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「太陽の塔」と同時期に制作され、対の作品と呼ばれている巨大壁画。

描かれているのは原爆の炸裂する瞬間。

きのこ雲が無邪気な顔で笑っている。燃え上がる骸骨。

凄惨な瞬間を記録しながら、その先に人間が持つ、乗り越える力が表現されている

内包しているメッセージ、非常に力強く、高貴さすら感じられる。

 

この絵は長らく行方がわからなくなっていたものが2003年に発見され、修復、再生されたもの。
多くの人が熱意、愛情、希望を注いだ作品です

 

 

 

殺すな

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1967年4月、米

「ワシントン・ポスト」紙に掲載された意見広告

これは少し待ったくらいでは人が途切れなかったから撮影できなかった。

シールを購入。

こんなものを目にしたら、前からしばらく動けなくなって当然。

 

 

犬の植木鉢(1955年制作)
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同じくポストカードにて。

この作品も印象的だった。これは、植える側への挑戦である。

展示は何も植えていない状態でされていたが、

良い感じに植木鉢として使われている様子がポストカードで販売されおり、購入するしかなかった。

犬??なにこの角???

しかし、庭に出てこれがあったら最高だと思うわ。日常的にアートが欲しい。

 

 

 

 

 

あなたも、是非、感動を探しにいってください

展覧会 岡本太郎

大阪中ノ島美術館にて、

会期は2022年7月23日(土)~10月2日(日) ※月曜日休館(9/19を除く)

 

チケットの当日購入もできますが、事前購入がおすすめです!

 

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