どうも、ショベル系無職のモネです。
※興味のある事を掘っていき続けたいという想いを込めた前口上
重機の資格取った件③実技編
▼①目的編
▼事前準備と学科編
前々回で資格取得にあたった動機、前回で事前準備と学科について記載してきましたが、今回は気になるメインとも受けとれる実技について記載していきます。
長野県小布施町にあるnuovo(ノーボ)へ
日本初の、平時を楽しみ有事に備えるライフアミューズメントパークです。
・農業体験やアウトドアに親しめる
・有事の際の防災力や危機管理能力を身に着ける
・持続可能な開発のあり方を、みんなで見つける
楽しいことの延長で災害への備えをする施設。
そんな災害大国日本に住む全員が長めに滞在したほうが良さそうな施設が、本当に長野にあるのか?
甚だ疑問で行けば更地なのではと思ったりもしたのですが、ちゃんとありました!
しかも、妙に色彩豊かで写真映えする所が多い施設です。
バギーの足元に風船を飾る施設がこれまでにあったでしょうか?
ついつい写真を撮って拡散したくなる仕掛けから工夫の多さを感じます。
紅葉も写真映えに拍車をかけてくれる中で、実技講習スタートです。
斧で薪を折ってたきぎをして下さいました。
少し寒かったのでほっと温まりました。
開校式の後、ドラグショベルを使用し、オイル交換等の点検、乗車方法からはじめ
ブーム、アーム、バケット部分(うでの部分と掬う部分)の動かし方、旋回方法、
前進、後進、方向転換方法等を学びました。
お昼休憩をはさみ、午後からはドラグショベルの更に応用的な話を聞きました。
ドラグショベルについて
ドラグショベルは今回学ぶ小型重機の中で最も被災地で活躍している機械です。
津波で入り込んだ土砂を撤去する為に重要な働きをします。
難しさを感じたのは、一般家庭の庭などで土砂の撤去作業をする際に、的確に水道管の位置を把握してから作業に入らないと水道管まで掘ってしまうという話でした。
住民の方に水道管の位置を聞いてから作業に入るそうなのですが、そういえば家の水道管がどこに埋まっててどうつながってるのか知らん…
強い力を持つからこそすべてに対して細かく対応しないと取り返しのつかない事をしてしまうという儚さよ。
あと物理的に衝撃的だった話なのですが、ドラグショベルでは段差を乗降する時など、
このような操作をすることがあるということ。
不安定そうに見えますが、安定しており、
ここまで少ない設置面積でも前進、後進が可能です。目から鱗でした。
その後、トラクターショベルの操作練習をしました。
トラクターショベルについて
整地や雪かきで活躍する機械です。
丁寧にご指導いただいたおかげで思うように使用できるようになりましたが、
現場で通用するかは別問題という事が分かりました。
例えば冬場に雪かきをする場合、雪解け水で路面が凍結する可能性を低くする為に、なるべく綺麗に雪をどかす必要があります。
しかし常にその水準で操作するとマンホールを傷つけてしまう可能性があり、傷つけた場合は賠償しないといけないので、マンホールの位置を的確に見極めてそこだけブレード(押す部分)を少し上げて浅めに雪をすくうなど、操作を工夫する必要があります。
このために、雪が降っていない時期にわざわざ自分が雪かきを担当する道を何度も歩き、マンホールの位置を覚えているらしいです。
雪が降ると周りの景観も大きく変わるので、それでも間違えないようにするのは至難の業です。
冬の豪雪地帯で道が開けられているのは、雪かきをして下さる方の日々の血のにじむ努力と繊細な作業の結晶と言えます。
四輪バギー乗車体験
四輪バギーとは災害が発生した時にいち早く出動し、被災されている方に人命救助や食糧や物資を運ぶために活用されている2人乗りの乗り物です。
どんな悪条件でも走行できるとのこと。
メッチャでかいバイクって感じで最初は怖かったですが、徐々に慣れることができました。
災害支援の難しさを学んだ
初めから難しい事を学ぼうとしている自覚はあったのだが、想像以上だった。
思っていたよりも乗車前の事前調査が大事という事と、ミスが許されない繊細な作業が求められることを理解しました。
特に災害現場ではすべてがイレギュラー対応なので、その場所で活躍するための柔軟性が自分の中で育てられていない事に強く悔しさを感じた。
だからこそ、取得した免許証を紙きれにしないように、
必要な状況になった際に、不安定な現場に自分を投げだせる自信をつけたい。
日常生活から思考や態度を入れ替えていく必要を感じた。
この地震大国で生きている以上必要な時というのがいつのことなのか、全く見当がつかないが、案外近い未来な可能性だってある。
後悔しないように、1日1日を積み上げていきたい。
日本笑顔プロジェクト様で災害支援を学べて本当に良かった。
小噺~日本笑顔プロジェクト様の丁寧なお仕事
トラクターショベル、ドラえもん号。
可愛いピンクの車体に、首元の鈴、首輪、お腹が書かれています。
これお手製らしいwww可愛すぎるんだが。
塗りが丁寧すぎて、最初からこのデザインなんかと思ってたわ・・・
ドラグショベル、炭治郎号。
見たことある市松模様の車体に、見たことある木の箱がwww
災害支援で出動すると町の方から「炭治郎頑張れ~」と言ってもらえるそう。
すっかり馴染んでいる。
箱の完成度、高www
割れ目を除くと、中にはなんと…!?
ね、、、、、禰豆子wwwwwwwwwwwwwwwwwww
※正確には禰はしめすへんです。「ネ」
本当に情が厚くて面白い方が集う不思議な団体です。。。
長野の小布施と、千葉の成田でも講習が受けられます。
多分国内では近い人より遠い人の方が多いように思うのですが、
興味を持たれた方はチェックしていただけたらと思います。
▼日本笑顔プロジェクト様公式
日本笑顔プロジェクト – 【日本笑顔プロジェクト公式サイト】元気で笑顔の輪を日本全国へ・災害復興支援団体 (egaonowa.net)