どうも30歳OL@傷病休暇中のモネです。
傾聴とは〜マネジメント研修を受けた30歳の印象〜
やたらタイトル長いのは、研修を受けずに日々を過ごしていたらこのような結論にならなかったのでは?という可能性と、5年後は別の意見を持ってる可能性を考慮したため。
また、ここで私が出している結論は、未熟な私だから辿りついた内容かもしれません。
あなたにとっての傾聴はもっと違う切り口からの方が良い場合もあると思いますので、他の方の意見も参考にしてくださいね。
なんでマネジメント研修受けたの?
私の働いている会社はありがたいことに社外研修がとても手厚く、毎年何らかの研修を複数受けさせてもらえます。
教育プログラムが形骸化していたり、ゼロに近い会社もある中で、自分自身のキャリアを思い描きながら相談して柔軟に研修を受けれるのは今の会社のいいところだと思います。
そんなところで、私は「①事務のD X化」「②傾聴について」の二つを受講したいと希望しました。
そうすると上司に、「どうしてその二つなの?」と聞かれました。
私は、
・①は、仕事をもっと効率化したいから,しかし、自分の持っている知識だけだと対処療法的になってしまうので、一度幅広い知識を得てから改善計画をたてたいと思った
・②は、人とコミュニケーションする上で傾聴が必要だということはよく理解しているが、つい衝突してしまうことがあるから
と答えました。
すると上司に、「いい心がけですね。じゃあ①はみんなを巻き込んで考えながら対処療法でいきましょう。まずはできることからで大丈夫です。
今年は②を受ける目的が叶えられる研修を二つ受けましょう。」
と、二つ提案してもらったのが、「コミュニケーション力向上研修」と、今回お話しする「マネジメント研修」でした。
これまで持っていた「傾聴」のイメージ
上述の通り、人とコミュニケーションする上で相手の話をよく聞くことが必要だということはよく理解していますが、つい衝突してしまうことがあります。
そもそも傾聴とは?
相手の話を相手の立場に立って、相手の気持ちに共感しながら理解しようとすることです。
この文言を初めに見た時の感想としては、「マジで言ってる?」
共感なんて、似たバックグラウンドを持つ相手に対してじゃないと出来なくない?
時々理解できないようなこと言うヤツいるけどどうやって理解すればいいと?逆境でもねばるべき局面にチームで向き合っている時に、マイナスの言葉ばかり発する人とか…
一緒にマイナス方向に進んでいくってこと?そんな虚しい話ある?
それに「この相手の立場に立って考えたい」って思う相手なんて、せいぜい家族と特に関係の深い友人4、5人くらいよね??私だけ?みんな誰の立場にも立てるの?
そもそも相手の立場に立つのって難しすぎない?バックグラウンドを完全に理解することは、家族や幼馴染であっても無理だし、自分の偏見を外すのは難しいし、相手も相手自身の偏見を完全に言語化できている訳でもないのでしょ。
なんでみんなに対して「相手の立場に立って考えたい」ってなるの?それってめちゃくちゃカロリー必要とちゃう?管理職は聖人??(就職して、年々共感力下がってる自覚あり
マネジメント研修で学んだ「傾聴」
それの答えは至ってシンプルでした。
- 1)共感することの目的は組織を円滑に動かすため
- 2)アンガーマネジメント。6秒待つ。
- 3)相手の発言を受け止める言葉を意図的に返すようにする。「大変ですね。」「素晴らしいですね。」など。これは思ってなくても良い。嘘でも良い。
聞いたことを要約するとこの三つでした。
は?と思ったら6秒待つ。その間に、思ってなくて良いので、相手の発言を受け止める発言(最悪オウム返し)をする。これは組織を円滑に動かすためにやります。以上!!!
清々しいほどわかりやすい内容で、びっくりしました。
もっと、「まず初めに聖人の心を養いましょう」的な、意味不明な一歩から始まると思ってました。最悪オウム返しでいいならできるぞ?と思いました。
傾聴を、カイシャで、日常でやってみた。
相手「今の話全然分からなかったんですけど、〇〇ってどう言うことなんすか」
(は?〇〇についてはプレゼン資料二枚にわたって説明したやろ。ぼーっとしとんちゃうぞ)
モネ「〇〇が分かりにくいとお感じになられたんですね※。◯〇について補足説明すると〜」
※自分は分かりにくいと思っていない(=本当の意味で相手の感情を理解していない)が、一旦相手はこう思ったんだなと相手の言葉で受け止めるとコミュニケーションが円滑になります
相手「〇〇から付随して◻︎◻︎のリスクはどう?」
(なんや、◻︎◻︎について聞きたかったんか)
モネ「◻︎◻︎は念頭に入れてまして〜ご説明遅れましたが、参考資料に入れてましてですね」
相手「それってこちらにメリットないですよね?」
(は?メリットついてはプレゼン以下略)
モネ「その第一印象であれば検討に値しないですよね。先ほど少し資料でも触れたのですが、そちらの部署でこの分析を進めたいと言う要望がございまして、この分析が進んで訴求したい層にPRできれば、売上が△%程度向上させられるのではという試算があります。売上アップのためにも、どうかご一考頂けませんか?」
相手「それなら前向きに考えなあかんなぁ…」
なんと、以前より淡々と返しているのに、関係性が良くなるという奇跡が起こったのです!
同時に、傾聴できてないのがどういう事か分かるようにもなってきました。
Aさん「感染症にかかって高熱で辛いんです…」
Bさん「私もこの時期は花粉症ですごくつらいです!」
ポイント)Aさんの辛さを受け止めていない。
「感染症は辛いですね、熱が高いとなおさら…」などを一旦言う事で、相手の気持ちを受け止めよう!
花粉症で辛い話はそのあとでしましょう。相手の話を受け止めてばかりだと辛くなるので、自分の話をするのも大事!
Cさん「iPhone16eを買いました♪届くの楽しみー!」
Dさん「私はAndroid派です!」
ポイント)一度Cさんの喜びを受け止めよう!
「楽しみですね!」で十分。
そのあとAndroidの話にはどう繋げようかな…?「そう言いつつも、私は実はAndroid派なんですけど、新しい端末が届くまでの間はワクワクする気持ちわかりますー♪」とか?
いいですか、言葉はキャッチボールなんです。ドッチボールをしたいなら運動場でドッチボールをしてください。
と、少し前まで言葉のドッチボールプレイヤーだった私が言って良いのか謎ですが、ぶっちゃけて言わせて頂きます。
なんかできる人からすると当たり前で「幼稚園で学んだけど…」って思われそうwww
傾聴で関係性をさらに良くしていきたい
転職を繰り返して万年ヒラ社員の私も、昨年ようやく役職がつきました。
実際は肩書きだけで、部下はおらず、マネジメントするプロジェクトも少し前まで無かったのですが。
今後の会社生活のみならず、人生にも活かしていきたいよい研修でした。
いかがだったでしょうか。
初めにも述べた通り、これは私が聞いてスッキリ腑に落ちた理屈です。初歩の初歩なのかもしれません。
もしかしたらあなたには違った切り口から傾聴を学んだ方がいい可能性もあります!
他の方の意見も参考にしてくださいね。
この記事をきっかけに、「もっと知りたい」と思っていただけたのなら本望です。