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滋賀県を中心に、関西の地域情報や感じた事を発信する雑記ブログ

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ノートルダムの鐘 劇団四季(二回目)

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劇団四季のノートルダムの鐘を観劇しました

4年前に名古屋四季劇場で観劇しましたが、今回は京都劇場へ。

2回目なのでストーリーを理解した上での観劇だったこともあり、前回とは少し違った感想を持ちました。

この作品はストーリーが抜群に良いですが、今回はキャラクターに主眼を置いて感想を記していきます。

ストーリー重視の感想は4年前に書いたものをご確認いただけますと幸いです。

 

▼4年前の感想

www.mone627.net

 

 

f:id:mone627:20221227143504j:image

 

 

 

 

 

 

 

※以下、ネタバレ含む感想あり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キャラクターに主眼を置いて語るとしたら、やっぱりこの人たちでしょ。という3人を挙げます。

 

・正気を失ったフロロー

 


「ジプシーの女と関わるなんて」と弟を罵ったにも関わらず、ジプシーのエスメラルダの虜になってしまうフロロー。

幼い頃から神に仕え、自分なりの正義を貫いてきた彼にとって、ここまでの屈辱は無かったと思う。

エスメラルダに難癖をつけて、自分のものにならないのなら殺すという交渉をする。

応じないエスメラルダに火をつけた時、どんな気持ちだったんだろう。

 

2018年に名古屋で鑑賞した時は、カジモドとエスメラルダの間を分かつ存在という印象で、フロローはとにかく狂気的で気持ち悪いと感じたけれど、

今回は2回目で落ち着いて見ていたということもあり、序盤のフロローの生い立ちのシーンが強く印象に残っていて切なさが勝った。

(多分2018年の時は、鐘含む舞台の凄さに圧倒されていて序盤はあまり話を追えていなかった)

 

人間らしく生きた後の堂々たる死にっぷりも良かった。

ああいう芝居をしてみたい。

 

 

 

・勇気ある言動が魅力のエスメラルダ

 

相変わらず踊りのシーンではむんむんと色気を振りまいていましたが、

全編通して、意志が強く筋が通っていてかっこいい女性でした。

その聡明さはフロローをも魅了してしまいます。


1996年という、「男性に守られるお姫様」の構図がまだ主流の時代にこんな強気なヒロイン生んだなんて、ディズニーすげえな!?

「女とはこうあるべき」を払拭されきっていない現代において、「本当はこうあれたらいいと思っているんだけどな~」を実現している女性像に羨ましさ、嫉妬ともとれる感情を抱きました。

 

 

・人間離れした素直さのカジモド

 

フロローに「出来損ない」という意味で名付けられた「カジモド」。

フロローによって教会に閉じ込められていて、鐘つきとして働きます。

背骨が曲がっており、醜い容姿という設定の彼。

演技と衣装・メイクの力で、見事に醜く見せる事に成功していた。

しかしキャラクターの持つ素直な性格と、役者さんのもともとの顔立ちの良さが影響して、イケメンでもあったw

とにかく演技がよくて、会話シーンも良かったし、歌唱のシーンでも心掴まれた。

子どもが容赦ない残酷さを見せる時のように、カジモドが恐ろしい発想を実行するシーンには背筋が寒くなります。

 

 

満たされていても傍から見ると誰も報われてなく感じる件

メリバ(メリーバッドエンド)の教科書ともいえるのでは。

観客からすると見ていられない位の悲劇ですが、本人たちは幸せに感じている物語の典型かと。

解釈可能性が限りなく大きく、何度見ても発見がある作品だと思いました。

 

グッズも充実しており楽しかったです。

クリアファイルとシールを購入しました

名古屋の時に買おうか悩んで買わなかったエスメラルドベアが販売してなかった(カジモドベアのみ販売)

限定だったんかな?

やっぱり欲しいものは欲しい時に買うべきですね。

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